第58回 麦浪忌句会(富田句会)(令和3年11月9日)

作品集 2 当季雑詠
以下会員作品      主宰選句 
方丈へ散りくる紅葉あかりかな 大平久子
定位置の椅子の背にある古毛布 有馬正恵
先人の足跡寶麦浪忌 やえしげ子
飾られてより人形になる菊の花 呼々女
衣子姉の面影仄か麦浪軒 梶谷予人
だんだんと軽くなる夢ふとん干す 阪本
黄落やかなしみ多き人とゐる かどたてるこ
縁側も孫もあらざる小六月 長谷川澄江
赤まんま風の抜け道空き家増ゆ 的場ヒサ子
冬花火さびしき星を消してゆく あめ・みちを
語り継ぐ獅林百年木守柿 一心
白菊を祖師に捧げる四代目 一心
階段を上を下への冬支度 有馬正恵
吐く息に冬立つメスの刃先かな 竹林惠子
句座を待つ静もる庭の石蕗の花 増田雅子
甦る命腐葉土てふ落葉 的場ヒサ子